10月4日 信長の焼け兜見学と勝幡城、小牧山で地元ガイドの超マニアック解説!
こんにちは!水野です!
この日はバスツアー「ここでしか聞けない!見られない!予約限定・信長の焼け兜見学と勝幡城、小牧山で地元ガイドの超マニアック解説!」へ行ってきました!
これまで何度か歴史ツアーを設定してきた私ですが、今回ようやく催行することが出来ました・・・!
来て頂いた皆様に感謝です!
今回のコンセプトはとにかくマニアックに!なごやんツアーに来なければ行かない&味わえないような一日を目指します!
大河ドラマも再開し、これまでとは一味違う信長像が描かれるなかでの「若き信長」に思いを馳せます。
まずご案内するのが織田信長生誕の地、勝幡城です。
これまで那古野城、古渡城と並んで生誕の地説として挙げられていましたが、最近の研究でこの勝幡城が最も有力という見方がなされました。
愛西市の勝幡駅には信長の父・織田信秀と母・土田御前に抱かれた信長の像があり、「日本で一番若い信長像」として君臨します!
またその隣には、勝幡城のかつての姿の復元模型図があり、ガイドさんが川の歴史を踏まえながらこの地に城築いた当時の様子を想像させます。
そこから徒歩で石碑のある場所まで各所を解説付きでまちあるき!
現在は信長の祖父、織田信定をたたえる石碑が藪の中に佇むだけです。
ガイドさんのお話でも、もっと信定に焦点を当てて持ち上げるべきとのことでした。英雄の始祖を辿るのも大切ですね!
さて次は「長光寺」へ向かいます!
長光寺は信長が若い頃によく遊びに来ていたというお寺で、信長が飲んだという「臥松水(がしょうすい)」の井戸が残っています。
さらになごやんツアーで過去にあった「尾張六地蔵」のひとつ、「鉄地蔵」こと「汗かき地蔵」が六角堂におられます。
この日は特別に開けていただき、その姿を拝むことが出来ました。
汗かき地蔵は、戦国年間など世が乱れる時に汗をかくとされており、お寺の方のお父様も伊勢湾台風の前に汗をかく姿を見たというのです!本当に不思議なお地蔵様です・・・。
ですがこのコロナウイルスの混乱に際しては、汗をかいていなかったとのことなので、お地蔵様にとってはなんてことはないのかもしれませんね。すぐまた世が治ることの裏付けなのかも!
お次はこのツアーのメインである、「信長の焼け兜」がある「興聖山總見院」へ向かいます!
總見院はその名の通り信長の戒名から名づけられ、京都の大徳寺が元となっている臨済宗妙心寺派のお寺です。
信長の次男、織田信雄が本能寺の変後に家臣に兜を持ち出させ、信長のものであると鑑定したという焼け兜を展示しています。
まだ文献や資料が少なく、それこそ「三介殿(信雄)のなさる事よ」ということもあり、断定できるわけではありませんが、大変貴重なものに変わりありません!
兜の後ろの古文書にははっきり「明智光秀」の名前も!これは信憑性が高まります!
しかもこのお寺にはこの兜をもとに復元したレプリカの兜があり、被ることもできます!
さらに信長の時代のものとは異なりますが、本物の火縄銃も展示してあります!
歴史にまつわる代物がたくさんあるお寺ですので、個人的にもまた行きたいお寺のひとつです!
さあ、午前が終わり、サガミで豪華なランチをいただいたあとは、小牧山へ向かいます!
小牧山は「信長公記」にもある通り、清洲から美濃攻めのために拠点を移す際、現在の犬山市楽田のあたりへ向かうという話が出て家臣団からは否定の声が上がります。
否定の声が一通り出たところで信長はより清州に近い小牧山へ移すという話をし、誰も拒否しなかったという信長の策略家ぶりを表すエピソードが残ります。
信長が築いた城で最初の本格城郭は安土城であるというのが定説です。
天主閣を持つ城としては安土城が最初の織豊系城郭ですが、戦闘要塞としての本格城郭は小牧山城が信長が築いた最初の城だったと近年の研究で明らかになっています。
4年間しか小牧山にいなかった信長ですが、美濃攻めが長期化することを見込んでいたのかもしれません。
そんな小牧山では愛知文教大学の方にガイドをお願いしました!
この日は歴史が絡んだマニアックツアーということもあり、普段はガイドをしない人に特別にお願いして来てもらっています。これもなごやんツアーだけというわけです!
2時間かけて山頂の小牧山歴史館や山の堀、石垣、新しくできたれきしるこまきを巡り、たっぷり見学していただきました!
実は私、生まれも育ちもここ小牧市ということもあり、小牧山はもはや庭なのですが、改めて史跡として見る小牧山はやはり魅力あふれる場所だと感じます!
ちなみに小牧山でガイドをお願いした先生、私とは赤の他人ではないのです・・・。真相はツアーへ来た方だけの秘密です・・・(笑)
これにて、マニアックツアー終了です!
あわただしく巡ったツアーでしたが、歴史好きのみなさんに楽しんでいただきました!
またいつか、こういった他にはないマニアックツアーを開催できればと思います!
みなさん是非ご参加くださいね!